こんにちは、十和田櫂です。あっという間に8月も終わってしまいましたね。今回は夏の終わりの流星、ペルセウス座流星群ーε(イプシロン)についてお知らせしたいと思います。
え、ペルセウス座流星群って8月だったんじゃないの?
そう。三大流星群のひとつのペルセウス座流星群は8月なんだよ。9月は放射点の違うε(イプシロン)流星群なんだ。
この記事ではペルセウス座ε流星群がいつ見えるのか、どれくらい見えるのかをご紹介します。8月見逃したアナタ、見逃し配信的に楽しんでみましょう!
目次
ペルセウス座 “ε”とは?
ε(イプシロン)は星座の目印=バイエル符号
星座は、恒星と恒星を結んでできています。それぞれの星座で明るい星から、α、β、γ、δ・・・といった符号をつけています。これがバイエル符号と呼ばれるもので、1600年ごろにドイツの天文学者ヨハン=バイエルさんがつけたものです。明るい星から、と言いましたが符号がつけられたのは400年以上前のこと。正確に明るいものから順にはならんでいないようです。
バイエル符号は
- α(アルファ)
- β(ベータ)
- γ(ガンマ)
- δ(デルタ)
- ε(イプシロン)
- ζ(ゼータ)
- η(イータ)
- θ(シータ)
- ι(イオタ)
- κ(カッパ)
- λ(ラムダ)
- μ(ミュー)
- ν(ニュー)
- ξ(クシー)
- ο(オミクロン)
- π(パイ)
- ρ(ロー)
- Σ(シグマ)
- τ(タウ)
- υ(ウプシロン)
- φ(ファイ)
- χ(カイ)
- ψ(プサイ)
- ω(オメガ)
ふう。やっと終わった・・・ざっとですが肉眼で見えるのは都市部の暗い場所ではイプシロンかゼータくらいまでかなと思います。
ペルセウス座のバイエル記号
ではペルセウス座。下の星図はStella Navigator11(Astro Arts)にてシミュレーションしました。2020年9月9日 22:00の空(関東地方)です。ε(イプシロン)のあたりが流星の放射点となります。α星「ミルファク」。なかなかみつけにくいですが、北東の空、カシオペヤ座α星を下にたどっていくとみつかるでしょう。黄色い〇がε。
流星群を見に行こう
流星群とは?
流星群はいわゆる「星」が降ってくるのではなく、宇宙空間にただよるチリの中を地球が通過することで、チリと大気が分子レベルでぶつかり発光する現象です。
こちら↓の記事もご参考にしてみてください。
ペルセウス座流星群~2020年8月みんな夏休みの自由研究終わった?
ペルセウス座ε 流星群の基本情報
ペルセウス座 ε星付近を放射点とする流星群です。実際の放射点はβ星に近いこともあるようですが流星は全天に流れるのでおおよその位置でOKです。
- 極大 9月9日~10日。日本時間 14:00ごろ
- ZHR5
- 対地速度64㎞/秒
つまり、極大は昼間。一番多く流れるときはみえません。極大時には5個/時間と少ない流星群です(8月ペルセウス座流星群は100個/時間)
だからこそ流星が見えたときはウレシイですね☆彡 予想では少ない数ですが年によっては活発な年もあるそうです。今年はどうでしょうか??
流星群はどの方角から見えるの?
「北まくら」、頭を北に向けて上空をみあげましょう。じつはほかの流星群でもこれでOKなんです。とても簡単。
流星のみえかたとしては放射点から遠い方が流星の痕跡が長くみえます。今回の流星でもみえるかな!?
今年の観測条件は?
9月9日の天気を調べてみました。関東地方、九州、広島はおおむね晴れそうなのでチャンスありのようです。日本気象協会のリンクです。お住いの地域をチェックしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがだったでしょうか?たくさんの流星は期待できなさそうですが、だからこそ「見たよ!」という価値が高いですよ~
僕はGoproのタイムラプス機能を使って数時間撮影してみようと思います。みなさんは星に何を願いますか?
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