七夕伝説~夫婦なのに離れてる?ほんとは深いキズナのストーリー

星と暮らそう
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こんにちは、十和田櫂です!

七夕は結婚記念日の上位ランキング。7月7日に婚姻届けを提出したなんて方も多いと思います。
(実は僕も)よく考えてみると織姫さんと彦星さんみたいに一年に一度しか会えないなんて切ないですよね?星空部で七夕の伝説を独自に読み解いてみました。すると永遠の愛を願うストーリーが浮かび上がってきました。七夕。大切なひとと夜空をみあげてみませんか?キズナがもっと深まりますよ!

七夕ってじつはちょっと怖い?

 7月7日は結婚記念日ランキング4位。
(みんなのウェディング社調べ https://www.mwed.jp/articles/11963/)

 よく考えてみると・・・七夕って実は夫婦離れ離れなんじゃない??
織姫さんは大好きな彦星さんとの結婚をお父さんの天帝に許してもらったわけですが、仲が良すぎて仕事が手につきません。織姫さんは機織りをせず、牛飼いの彦星さんは牛をほったらかし。ついに天帝さんから仕事せぇ!と怒られて離れ離れにされてしまいます。すると今度は悲しくて仕事が手につかない・・・ 優しいお父さんの天帝は一年に一度、カササギに案内させてやるからそれで我慢しなさい・・・
 え、夫婦なのに一年に一回しか会えないなんて、それでいいの?
 ちょっときついですよね。真面目に仕事したら元に戻してくれればいいのに。
 七夕婚、だいじょうぶ??

星空部として七夕を考えてみる

 一般的な七夕の由来については、ほかの記事でもしっかりまとめられているので
 そのあたりについてはこちらの記事がおすすめです

二人はほんとに引き離されてる?

 このサイトは星空部なので、星空からひも解いてみましょう
 二人を引き裂いたのは天帝ですね。もちろん仕事さぼっちゃった当人も
 よろしくないのですが・・・ちょっと厳しすぎますよね。
 しかし
 実は大甘だったんです!
 人間界の時間軸だと、1年に1回は不憫ですよね。
 昔々は人生50年、あるいは人生30年時代もあったかもしれません。
 結婚してからだと残りの人生が20年~30年くらいかもしれませんね。
 ということは20-30回しか会えない。
 一方で宇宙の常識に目を向けると、
 織姫さん(ベガ)と彦星さん(アルタイル)の寿命は80億年。
 一年に一度でも80億回は会えますね。
 これを人間界の常識にもどしてみると・・・
 人生80年で80億回=0.3秒に一度会ってることになるんです。
 とすると、すんごい会ってますね。
 とはいえふたつの星は約17光年離れているのでやっぱり距離はだいぶ遠い、
 遠距離恋愛のようです。
 距離は遠くてもお互い想いあうココロがあれば0.3秒に一度はあってるよ、
 ということかもしれませんね。
 ちょっと無粋になりましたが、80億年もかわることなく=つまり永遠に添い遂げたい
 ということなんですね

そもそも伝説はいつできたの?

 織女、の記述が初めてでてきたのは、夏小正という書物で、詩経よりも古いといわれています。
 詩経が孔子がまとめた書物なので紀元前600年ごろよりももっと昔ですね。
 夏小正では、「織女星」という星が7月にある、という漢詩が歌われています。
 つぎに詩経の時代は周という国が中国を治めていました。
 このころ初めて、織女、牽牛という言葉が出てきたようです。
 維天有漢 監亦有光 跂彼織女 終日七襄
 雖則七襄 不成報章 皖彼牽牛 不以服箱
 周の時代、東の民はその政治に苦しめられていました。
 天の川の東に織女がいる。でも機織りができない。牽牛の牛に車を引かすこともできない、
 という言葉で当時の状況をうたったものだとされています。
 まだまだ僕らの知ってる七夕伝説には遠いですね
 時代は下って。後漢~南北朝の時代。
 後漢の後半、古詩十九首の中の歌です。
 迢迢牽牛星 皎皎河漢女 繊繊擢素手 札札弄機杼 終日不成章
 泣涕零如雨 河漢清且浅 相去復幾許 盈盈一水間 脈脈不得語
 遠くに彦星がある。織女は機織りをしているが、一向にできあがらない。
 天の川は浅いのにわたれない、涙がでてくる、というような意味です。
 なんとなく七夕伝説に近づいてきましたね!
 そしてついに・・・
 荊楚歳時記
天河東有織女 天帝之子也 年年織杼役 織成雲錦天衣
天帝哀其独処 許配河西牽牛郎 嫁後遂廃織(糸任) 天帝怒責令帰河東
毎年七月七日夜 渡河一会
  こちらの歌ですが赤太字を読むとわかりやすいですね
   天河東有織女 天帝之子也 天の川の東に織女あり、天帝の子。
   西牽牛郎         西の牽牛郎と結婚を許した。
   嫁後遂廃織        嫁に行った後、廃職(仕事をしない)
   天帝怒          天帝、怒る
   毎年七月七日夜 渡河一会 毎年7月7日に会える
  荊楚歳時記の筆者の没年など考えると
  おおよそ500年後半ごろの著作なので、
  このころに七夕伝説ができたのだろうといわれています。
ここで宇宙に目を向けてみましょう。
 宇宙でも大きな変化がありました。
 天帝=北極星が変わりました。え、北極星って動かない星じゃないの?
 天の北極は動きませんが、地球の歳差運動で数千年単位で地球から見える北極星が
 変わるんです。
 北極星は天の北極に一番ちかい星なのです。
 この西暦500年ごろというのは、北極星が代替わりしています。
 同じこぐま座ですが、紀元前1100年ごろから北極星であったβ星コカブ→から、
 α星のポラリスに代替わりしました。

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500年7月7日

 まさに天の天帝が変わるとき、地上でも混乱の時代となってます。

 後漢が滅び、三国時代を経て、晋、南北朝時代と国の乱立する時代。
 隋が統一するまで後漢から数えること350年。
 ポラリスが新しく天帝に即位してから    81年後、中国は隋に統一されました
 七夕伝説はこのような時代背景で生まれたのですね。
 北極星動くとき、地上も混乱する、信じるか信じないかはあなた次第。

多くの人々の想いがつまった伝説だった

 古代中国の人々。
 戦乱の世の中で愛するひとと別れなければならないことがたくさんあったでしょう。
 そんなとき、天の川の東と西にに位置する星をみたとき、自分たちの運命をみてたの
 かもしれません。
 理不尽でどうにもならないものが自分たちを引き離す。
 でもいつか幸運のカササギが再会を導いてくれる、そんな想いがあったのではないでしょうか?
 かわりゆく儚さのさなかに、永遠の愛をもとめるロマン。
唐詩に歌われた詩をご紹介
 年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず
 いつまでも仲良く添い遂げたいものですね。
 はい、すみません、僕は結婚3回目なのでアレですが、今回こそはと思っております。
 ところで、織姫さんも天帝だったんです・・・12,000年くらい前ですが。
 次に織姫さんが天帝に就くのは11,000年後のようです。
 実はベガさん、紀元前12000年ごろにも北極星でした。
 そしたらアルタイルさんと一緒になるんでしょうか?
 星のシミュレーションでは距離感はかわりませんね・・・

さあ七夕を楽しもう!

 僕たちはそんなに長生きではありませんので(笑)、大切ないまを大切なひとと過ごしましょう。
 七夕を楽しみましょう!
 まずはやっぱり星ですね。
 ベガ、アルタイル、デネブはもちろん七夕の主役!
 夏の大三角形としても有名ですね。伝説が星々の伝説でつながってロマンチックですよ
 夜20時~21時ごろが見ごろですね。
 織姫さん ベガということ座の一等星
 牽牛さん アルタイルというわし座の一等星
 架け橋  デネブというはくちょう座の一等星
      →伝説ではカササギという鳥=天帝の使い。天の川の上を飛んでますね

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 星を探したら、星に願いを!
 お作法まとめます。
 ・祈るのは織姫さまへ
 ・実現するのは自分→己を知る、
 ・願い事の内容は、芸事、健康がよいようです。
 大切なひとを想って願い事をして一年くらそう!

まとめ

いかがだったでしょうか?

織姫さん、彦星さん、人間の常識だと離れ離れですが、宇宙の常識だといつも一緒かも?でしたね。

中国での七夕伝説の成り立ちいかがだったでしょうか?

北極星動くとき、混乱の時代。人々が永遠の愛を祈ったかもしれないですね!ロマンです。

七夕の夜は、そんな1500年以上前のセカイに思いを馳せて大切な人と過ごしてはいかがでしょう?

きっとキズナが深まるはずです!

コメント

  1. ユートピア より:

    こんにちは!
    ブログランキングから来ました。
    七夕の彦星さまと織姫さまのお話、1年に1回で可哀そうって思っていましたが、宇宙時間で考えると0.3秒?!メチャクチャ会ってますね。
    記事、とても楽しかったです。
    ありがとうございました。

    • kai Towada kai Towada より:

      ユートピアさん、こんにちは!

      コメントありがとうございます。
      すごいあってるというか、またまた仕事ができないですよね(笑)
      ブログはじめたばかりですので、励まされます~

      とわだ

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