必見!夏休み最初の天体イベント~月面Xを見逃すな!

天文イベント
StellaNavigator11で作成
さあ、梅雨があけるとお子さんたちの夏休みが始まりますね。
今年はなかなか出かけることもできなく何をしようかと悩んでらっしゃる方も多いはず。
星空部では夏休みのご家族で楽しめそうな天体情報やイベントを案内してまいりたいと思います。
そこで・・・
夏休み最初の天体情報~月面Xを見逃すな!をお届けします。
月面Xは年に数回しかみることのできない貴重なイベントです。

月面Xとは? いつごろ見えるの? どうやって見るの? をお伝えします。
夏休みの自由研究にもよいのでは!?まだまだ準備は間に合いますよ~

そもそも月面Xとは?

月の表面にはクレーターと呼ばれるくぼみが無数にあります。
なんと直径数㎝~数百㎞、数千㎞のものまであるんです。
とてもバラエティ豊かですね・・・

ちなみに直径1㎞以上のものは30万個以上あるそうです。

 その中の3つ

ブランキヌス、プールバッハ、ラカイユという3つのクレーターが月面Xの正体です。
クレーターのくぼみの外壁、ここに太陽の光が真横から照らされると
その陰影がXの文字に見えることから月面Xと呼ばれています。

 写真の青〇部分の大きなクレーターが手掛かり
 その下の赤〇部分に”X”が隠れています。

青〇部分の大きなクレーターを手掛かりに、赤〇部分のクレーターをみつけましょう 赤〇部分のどこかに”X”が!

 XのほかにもVや、L、O、E、などもあり、

「LOVE」が見えることもあるそうですが、これはまた別の話。

月面Xはいつ見えるの?

 月面Xは太陽からの光の陰影によってみえるので、
 見える時間がおおよそ1時間ちょっと。
 日本から見える月の位置や時間や天候にも左右
 されるので見られる機会は少ないのです。
 2020年の月面Xのチャンスは・・・
 7月27日、9月24日
 そうなんです、今年あと2回
 7月27日は23:00ごろを中心に前後1時間がターゲットです。22時過ぎからスタンバイ推奨です。

どうやったら見えるの?準備はまだ間に合います!

天体望遠鏡や
小さな望遠鏡や望遠レンズでも見れます。
いっぱいいっぱい拡大しないと見えないので、手ブレの影響が大きくなります。
写真撮影の場合は三脚で固定できるのがベター。
今回は天体望遠鏡とスマホで観察してみます。
7月27日チャンレンジして
結果は翌日ブログにあげようと思います!
梅雨明けは例年7月25日前後、晴れるといいなぁ!

天体望遠鏡

天体望遠鏡はどれを選んだらよいか迷いますよね。
 僕はレイメイ藤井さんの望遠鏡を使っています。
 RXA175というタイプです。
 屈折式・経緯台天体望遠鏡
 ひらたくいうと手動で上下左右動かすタイプ
 しかも16,000円程度と超お得!
 望遠鏡にスマホをアタッチして撮れるので簡単。
 連携しているアプリを使うと天体の位置をガイドしてくれます。
 おおよその位置を探るにはとても役に立ちます。
 地上からみた天体の位置を天体望遠鏡で探すのは難しいです。
 アプリでおおよその位置を決めておいて
 ファインダーで捕まえる、がよいかと思います。ファインダーのピント合わせを忘れずに!
 初心者には十分なスペックです。こんな感じに撮影できます。
 Raymay藤井RXA175で撮影した月の映像です。
    

スマホ設定

 月はとても明るいのでスマホカメラのオートでは光ってしまって写りません。
 ごく簡単な設定です。
 ISO感度 100-200
   シャッタースピード 数千分の1秒で見えやすい設定を調整してみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか?
数少ない月面Xの機会を夏休み最初のイベントにしてみませんか?
準備もまだまだ間に合います。
ご家族との思い出だけでなく、翌日の職場での雑談にもなるかもしれませんね。
僕も星空部としてがんばって観察してみたいと思います。
フォローアップブログも楽しんでもらえればなと思います!

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